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クロアチア・スロベニア旅行記 その9

オパティアで1泊後、専用バスで次の観光地、シベニクへ向かう。

この日もとても快晴で風が気持ちがいい。

シベニクへ向かう途中、バスはクルカ川沿いにひたすら走り続ける。見晴らしのいい道路をひたすらノンストップで走り続ける。

クロアチアは信号機をまったく見かけない。ドブロブニクのような大勢の観光客と観光バスが集結するとこですら、信号がない。(あったかもしれないが記憶にない)
なぜなら、現地の人は信号を守らないので、あっても意味がないからだそうだ・・・(^_^;)よく事故にならんな。

というわけで、信号はないし道路は全然混んでないので、バスは常にノンストップで何時間も走り続けて快適この上なし!これは全行程中常にそうでした。(といっても本格的な夏休みの時期は道路が混むそうですよ、さすがに。)

日本ではすぐバスに酔ってしまう私なので、行く前はかなり警戒して心配だったのですが、ラクチンで助かりました。(*^。^*)

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左:休憩で道端に停車。崖の下の川の水がすごくきれいなので、みんな、崖の下まで降りて行って水辺を撮影していた。

ちなみにクロアチアは石灰岩が多いので足元に気を付けましょう。川も湖も海も、波打ち際まで硬い岩に覆われています。
(海だって砂浜はないですからね。)うっかり転んだりしたらザックリ肉が裂けそう。私も他の人と一緒におそるおそる及び腰で慎重に崖下まで降りました。

右:道路の中央分離帯に置かれているおしゃれなゴミ箱。言葉がわからないので適当に分別して入れました。「PET」はペットボトルだよなー…とかその程度しかわかりませんでした。えへ。

そして川沿いのレストランへ。

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左:小魚のフライとゆでてつぶしたジャガイモと青菜を和えた付け合せ。
右:ガス入りミネラルウォーター(もしかしたらノンガスだったかな?旅行中ガスあり、ガスなし両方味わってたので)

■ここで旅行中の食事に関して。
ヨーロッパはそもそも朝はパンとコーヒー程度で軽くすます習慣があるので、朝食のバイキングも野菜が少なく、ちょっと味気ないです。日本のホテルのバイキング並みのレベルを期待しないほうがいいです。
(でもチーズや果物の種類が豊富なので、私は特に不満はなかったですが)

だからせめてランチだけでもおいしいものをと期待してしまいますが、団体旅行の悲しさで、あらかじめメニューが決まったものを出されます。それが写真のようにあんまり大した料理じゃないんです。
なんか、中学生が調理実習で作る料理みたいな・・・(^_^;)
このあといろんなランチを食べましたが、メイン料理がイカを焼いただけ、鱒をムニエルにしただけ、そんな感じです。

付け合せもよく出たのがこの、ゆでたジャガイモと謎の青菜を合わせたマッシュポテトみたいなもの。
味もシンプルで薄味です。赤ちゃんの離乳食にいいかも(笑)
あとはフライドポテトだけとか・・・

旅行中どこで出された料理も全て、シンプルで凝ってなくて、味も癖がなくて薄味です。
そういう意味では日本人に違和感を感じさせないと言えるでしょう。

メインのおかずがシンプルな上、パンは硬くてぼそぼそしてるかライ麦パンです。
(せめて朝食のバイキングのときくらいトースターがあればいいのに、と思いました。ないんだよねー、これが。)

おかわり自由といってもそれほどみなさん手が出てなかったような・・・(~_~;)
(でも実は私はこういうパン、嫌いじゃないので不満はなかったです)


野菜サラダについて一言。
これも非常にシンプルです。
決まってザワークラウトとトマト、キュウリの組み合わせです。
ドレッシングはかかってるかかかってないかわからない程度。味も薄い。
味つけしたけりゃ、テーブルの塩でも振って食べてくれっていうスタンスです。これはどこでもそうでした。

1つ気に入ったのはトマト。野性的な歯ごたえです。味はふつうですよ。酸っぱいわけじゃありません。
でも、皮が厚く肉がむっちりしてるので、「食ってる!」って感覚です。わかる?(笑)

夜の食事もそれほど期待できません。バイキングが多かったので、みんな飽きてましたね。
もし個人で出かけたら素敵なレストランでおいしい地元の料理に出会えたと思います。
ツアーは何でもお任せの安心感がありますが、こういう側面もあるのは否めません。

それより、ランチもディナーも毎回飲み物のオーダーを取りまとめる添乗員さんが大変だなーと思いました。
私たちがいくつかのテーブルに分かれて座ると、まず飲み物の説明と値段を伝えます。

そして1つ1つのテーブルを回りながらオーダーをとり、店員さんに通訳して伝えてくれるのです。(だから飲み物が出てくるまで時間がかかるし、間違った飲み物が出てくることもよくありました)

水だってガス入りかノンガスか必ず聞かれました。

ガス入りって日本ではほとんど飲んだことないけど、あちらにいると、ガス入りを飲むのが当たり前みたいな感覚になってきました。慣れるとおいしいですね。


日本ではお冷が出てくるのが当たり前ですが、こちらでは水一杯飲むのもお金を払わなければ出てこないんだと改めて気付きました。(もちろんわかってたけどね)
お金を払うから猶更、ありがたーーーくいただく気持ちが芽生えるので、お水がおいしいのでしょうね。


ところで、こうやって食事のことをあんまりよくない風に書いてる印象を皆さんに与えてますが、そんなことはありません。

むしろ今回の旅行中、自分の好きなものがよく出てきたし、朝がシンプルな食生活OK!生野菜が少なくてもOK!な人なので、ヨーロッパの食生活は自分に合ってると確信を持ったほどです。

老後はここで暮らしても、食べ物のことで里心がつく心配はないだろうと思ったほどです。


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左:ランチが終わるとレストランの周りの草原でしばし休憩。オリーブの木がたくさん植わってました。畑じゃなくて自然に生えてるってところがまたいいんだなー。
右:クルカ川を見下ろす高台(レストランのすぐそば)にて。

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オリーブの木もオイルも大好き!あー、風が気持ちよかったなー♪


こうしてランチで英気を養ったあと、一行はシベニクの世界遺産にも登録されている「聖ヤコブ大聖堂」へ向かいました。
by euffy | 2012-05-27 09:03 | たまにスピ混じりの海外旅行記


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